エッセンシャルオイル(精油)を使うときって、どんな注意点があるのかな?
知っておかないとちょっと怖いかも…。
という疑問にお応えします。
アロマ男子のたいが(@working_rev)です。
エッセンシャルオイル(精油)は植物のいいところをギュギュっと凝縮したものです。
ですので、そのエッセンシャルオイル(精油)はとてもパワフル。
その分、注意点もあります。
この記事で解説しますね。
エッセンシャルオイル(精油)を利用するときの注意点がわかる
Contents
エッセンシャルオイル(精油)の注意点【9つある】│リスクを知って安心・安全に楽しもう
- 直接肌につけないこと(つけるときは希釈して使うこと)
- 直接塗布するときは事前にパッチテストをすること
- 飲まないこと
- 作用や効果・効能を知っておくこと
- 病気治療の代替にはならないと理解しておくこと
- 1歳以下の子どもには使わないこと
- 使用期限を守ること
- 冷暗所で保管すること
- 火気に注意
それぞれの注意点について、具体的にまとめていきますね。
①直接肌につけないこと(つけるときは希釈して使うこと)
エッセンシャルオイル(精油)は100%天然の成分です。
植物の良さが凝縮されているため、皮膚(肌)にエッセンシャルオイル(精油)を塗布するのは刺激が強く、危険な場合があります。
皮膚(肌)に使用するときは、キャリアオイルや水(精製水)などで希釈して使用しましょう。
希釈濃度の目安
人によって皮膚(肌)の質が違うので一概には言えないのですが、希釈濃度は1%以下を目安にするのが一般的です。
もう少し詳しく説明しますね。
エッセンシャルオイル(精油)の瓶にはドロッパーという1滴あたりに出る量を調整する機能がついています。
ドロッパーがついていることで、エッセンシャルオイル(精油)の瓶から出す1滴の量は0.05mlになります。
エッセンシャルオイル(精油)は水に溶けにくい性質をもっているので、皮膚(肌)につけるときはキャリアオイルで希釈するのが一般的です。
キャリアオイルの量 | 濃度0.5%のとき | 濃度1.0%のとき |
10ml | 1滴 | 2滴 |
20ml | 2滴 | 4滴 |
30ml | 3滴 | 6滴 |
40ml | 4滴 | 8滴 |
50ml | 5滴 | 10滴 |
100ml | 10滴 | 20滴 |
気持ちはわからなくはないのですが、エッセンシャルオイル(精油)はとてもパワフルなものです。
高濃度だと皮膚(肌)への刺激も強くなりますので、濃度は1.0%までにとどめておきましょう。
皮膚(肌)に塗布するときに「香りが弱いなあ」と思ったら、芳香で楽しむのがいいでしょう。
②直接塗布するときは事前にパッチテストをすること
キャリアオイルで希釈したとしても、からだ全身につける前にはパッチテストを行いましょう。
エッセンシャルオイル(精油)と皮膚(肌)にも合う合わないの相性があるからです。
方法は腕の内側(目立ちにくいところ)がいいでしょう。
だいたい1~2日くらい試してみることをおすすめします。
パッチテストの判断には、以下のようなものがあります。
- 皮膚(肌)が赤くなる
- 皮膚(肌)に発疹ができる
- 皮膚(肌)がかゆくなる
- 気分が悪くなる
などがあるようです。
もし、パッチテストをしている最中にこれらの症状に見舞われたら、すぐに使用を中止しましょう。
とくに敏感肌の方は、エッセンシャルオイル(精油)とキャリアオイルをブレンドしてしまう前に、キャリアオイルのみでパッチテストもした方がいいです。
自分に合うか合わないかはつけてみないとわからないので、試してみるしかありません。
パッチテストをするときは薄めに希釈することをおすすめします。
③飲まないこと
エッセンシャルオイル(精油)を飲むことは厳禁です。
これは薄めたとしても同じです。
体内の器官はとてもデリケートです。
エッセンシャルオイル(精油)の強さゆえ、器官を痛めてしまうこともあるようです。
ヨーロッパ、とくにフランスやイギリスでは飲用をすすめることもあるそうですが、それらもあくまで医師の指導のもとだそうです。
日本においてもエッセンシャルオイル(精油)の品質の良さを強調するために「飲用」パフォーマンスをすることも一部あるようですが、控えることをつよくおすすめします。
④使用前に作用・効果・危険性を知っておくこと
- 妊娠中の方
- 高血圧の方
- てんかんの方
- 肌が弱い方
など、エッセンシャルオイル(精油)は使用に注意が必要な方がいます。
また、エッセンシャルオイル(精油)の作用もそれぞれ違います。
エッセンシャルオイル(精油)を使用前には、必ず使用するエッセンシャルオイル(精油)の作用や効果、危険性を理解したうえで使用しましょう。
「香りを嗅ぐ」だけなら危険性は減りますので、不安があるようでしたらその程度の使用にとどめることをおすすめします。

⑤病気治療ではないと理解しておくこと
現在の日本において、アロマテラピーは医療行為には該当しません。
あくまで健康なこころとからだをつくるためのサポートの役割です。
こころやからだの不調が長く続くようでしたら、病院に行きましょう。
⑥1歳以下の子どもには使わないこと
エッセンシャルオイル(精油)は1歳以下の子ども(乳幼児)には原則として皮膚(肌)への使用を控えましょう。
アロマディフューザーで拡散するなど「香り」を楽しむときも、香りの強さは控えめにすることをおすすめします。
⑦使用期限を守ること
使用期限はエッセンシャルオイル(精油)のパッケージを参考にしましょう。
一般的に未開封であれば2~3年保管が可能です。
開封したものであれば1年以内に使い切るようにしましょう。
また、圧搾法で抽出される柑橘(かんきつ)系のエッセンシャルオイル(精油)は熱処理をしていないため、他のエッセンシャルオイル(精油)より劣化が早い傾向にあります。
3~6か月以内を目安に使い切ってしまいましょう。
⑧冷暗所で保管すること
エッセンシャルオイル(精油)は外からの刺激にとても弱いです。
光、熱、空気、湿気などの影響を受け成分が変化し劣化しやすくなります。
エッセンシャルオイル(精油)を使用した後は、キャップをしっかりとしめ、温度の変わりにくい冷暗所で保管するよう心がけましょう。
ちなみに日本の気候は夏、室内も高温多湿になりやすいです。
エッセンシャルオイル(精油)は冷蔵庫での保管も可能です。
また、専用の木箱やBOXも販売されているので、検討してみてください。
⑨火気に注意
エッセンシャルオイル(精油)は引火する可能性があります。
火を使用する使い方をするときは十分に注意しましょう。
まとめ│エッセンシャルオイル(精油)をつかうときの注意点【9つある】│リスクを知って安心・安全に楽しもう
この記事では、エッセンシャルオイル(精油)をつかうときの注意点についてまとめました。
- 直接肌につけないこと(つけるときは希釈して使うこと)
- 直接塗布するときは事前にパッチテストをすること
- 飲まないこと
- 作用や効果・効能を知っておくこと
- 病気治療の代替にはならないと理解しておくこと
- 1歳以下の子どもには使わないこと
- 使用期限を守ること
- 冷暗所で保管すること
- 火気に注意
です。
注意点やリスクを知って、安心・安全にアロマテラピーを楽しみましょう!