
仕事の人間関係が悪くって、仕事行くのいやになっちゃったな。風通し悪いし、うまくコミュニケーションとれないし…どうすればいいんだろう…。
という悩みにお応えします。
おつかれさまです。たいがです。
チームや係・課・部と、仕事は1人だけではなく複数の人がいて成立するものが多いですよね。
上司や同僚・部下とのコミュニケーションに悩む方はとても多いです。
ぼくも新卒で入った会社ではお局さんにいじめのようなものを受けたり…
上司から疎まれたり…。と仕事の人間関係ではかなり悩んできましたが、今は自分がリーダーとして、いいチームを運営できています。
こんな悩みをもつサラリーマンに向けて、アクションヒントを書いていきます。
Contents
仕事で人間関係に悩む人は多い。その理由はコミュニケーション不全
仕事において、人間関係に悩む人はとても多いです。
会社を辞める、転職するときの理由になるのも社内の人間関係というサラリーマンはとても多いです。
退職理由に多い「人間関係」
マイナビ転職が20~35歳を対象に実施したアンケートで「仕事を辞めたい」と思った理由として一番多かったのは、「給与の低さ」です(※)。「業務量や成果に見合った給与がもらえていない」「同年代に比べて給与が安い」などの理由で、転職を考える人が多いようです。
次に多いのが、「人間関係」、そして「仕事内容」と続きます。多くの人が、職場の人間関係に悩んだり、人間関係のストレスから開放されたいと考えていることが分かります。
引用:マイナビ転職「職場の人間関係に疲れた……」会社を辞めたいと思ったら、まず最初にやるべきこと
上司、同僚、部下、パートナーさん、お取引先さま…とたくさんの人とのかかわりがあって成り立っています。
そういった人と人との関係のなかで、すべての人とうまくコミュニケーションをとりながら仕事を続けるというのは、かなり難易度が高いものと言えます。
ですが、コーチング的な関わりをすることで人間関係の改善をすることも可能です。
今回は特に社内の人間関係でのコーチング的な関係の結び方についてコミュニケーションの具体的なとり方まで書いていきます。
コミュニケーションの問題は「コーチング」で解決できる
この記事を読む方の中には、「コーチング」という言葉を聞いたことがないという人もいらっしゃると思いますので、「コーチング」とは何なのかについてカンタンに書いていきます。
コーチングとは…学術的に解説
コーチングとは目標の達成であったり、仕事におけるパフォーマンスの向上であったりを目指してチームメンバーやスタッフさんのやる気を引き出し、自発的な行動を促していくコミュニケーションスキルのことを指しています。
マジメに文章として表現するとこんな表現ができるんですが…イメージ湧かないですよね?笑
もう少しイメージを持ってもらうために違う表現をしてみますね。
コーチングとは…もう少しカンタンに解説
コーチの語源から見てみます。
コーチの語源はなにかと言うと「馬車」です。
馬車は人を運んでくれます。
どこに運んでくれるのかというと目的地までです。
つまり、コーチは悩む人を目的地まで運んでくれるお手伝いをする役割です。
※ここでは悩む人とまとめて書いていますが、この悩みには「人間関係を良くしたい」という悩みから「目標を達成したい!」という悩みまで、人によりさまざまです。
スポーツの世界でのコーチング
コーチっていう言葉を知らない人はたぶんいないと思います。
野球だったりサッカーだったり、スポーツの世界にはコーチがたくさんいます。
たとえば野球選手の場合は、
「もっと長打力を上げたい!」とか
「コントロールを安定させたい!」とか
「試合に勝つためには何をすれば…?」
こういったことをコーチに相談します。
それに対してコーチは、
「こうしてみたら?」とアドバイスをしていきます。
このように悩みをもっている選手とその悩み解決の為に関わってくれるコーチ。
これがコーチングの関係です。
ビジネスの世界でのコーチング
これをビジネスの世界に置き換えます。
社長、部長、課長、リーダー、新卒社員…など、それぞれのポジション•役職において悩みや課題・不安をもっているサラリーマンはたくさんいます。
仕事をしていると、たくさんの選択肢があって判断しなければいけないことも増えていきます。
こういった環境のなかで、達成したい目標や実現のサポートをする。
これがビジネスにおけるコーチングの関係です。
コーチングは日本ではまだ馴染みがないけど…
日本ではまだコーチングはなじみが薄い部分もあるのですが、実はアメリカでは多くのビジネスパーソン・経営者が当たり前のようにコーチをつけています。
あの有名なビル・ゲイツ氏もTEDの冒頭において
誰にでもコーチが必要です。(中略)
我々は皆フィードバックをくれる人に頼っています。それが自己改善の方法だからです。残念なことに、ある人々はほとんど全くと言っていいほどフィードバックを受ける機会に恵まれていません。
引用:ビル・ゲイツが語る教師育成システムの問題点 – ログミー
と述べています。
大切なのは、フィードバックの関係です。

コーチング的な関わりをする場合
「こうしてみなよ」
「ああすればうまくいくよ」
といった答えを与えるような指示の関係はとらない方がベターです。
これはティーチングと呼ばれるもので、この関係の根っこには「上下関係」の意識があります。
コーチング的な関わりをするときは
「人は自分の答えを自分自身の内側にもっている」ということを念頭におきます。
①自ら考える。
②自己責任で行動する力を高めていく。
というスタンスをとり、相手にフィードバックをしてみてください。
この関係をあなたと一緒に働く人との間で築くことができれば、関係を改善することも可能です。
大丈夫です。
職業として「コーチ」になるにはある程度の訓練が必要ですが、仕事でのコーチング的な関係を築くうえでは、難しいことはありません。
ここからはコーチング的なコミュニケーションのとり方について書いていきます。
コーチング的な関わりをするための3つのコミュニケーション
コーチング的な関わりをするには3つのコミュニケーションが必要と言われています。
その3つというのがこれです。
①双方向のコミュニケーション
②相手に合わせたコミュニケーション
③継続的なコミュニケーション
それぞれポイントをまとめていきます。
①双方向のコミュニケーション
会社内ではいまだトップダウンでの一方向の決定や指示がなされる場合が多いです。
会社という組織ではしょうがないことと思える部分もあるのですが、働く人の気持ちはそんなに簡単に割り切れるものばかりではありません。
ですが、それが極端になり一方的に伝えるだけになってしまうと、受け身がちになってしまう人が必ず出てきてしまいます。
「納得いかない」と思う人もいるでしょう。
自分も伝えたいことを伝え、相手にも何を思っているのか、どうしたいのかなどを聞くような双方向のコミュニケーションをとることで、受け身の姿勢ではなく、自発的に動けるようになります。
こうすることでコミュニケーションがとりやすくなります。
ですので、相手の話を聞く=「傾聴」が必要です。
こういった対話の時間をとるような傾向が企業でも増えてきています。
②相手に合わせたコミュニケーション
当たり前の話ですが、ひとの育った環境は全く違います。
仕事に対しての姿勢や考えていることが100%一致することはあり得ません。
仕事をしていると
なんでこんな当たり前のことができないの?常識でしょ?
と思うこともあるかもしれません。
すごく残念なのですが、自分にとっての当たり前が他の人にとっての当たり前ということはありません。
ですので、そのひとの能力や個性、経験に見合った関わり方をしていく必要があります。
思いつきでポンポン言葉がでてしゃべり続けられる人もいれば、
じっくりと物事を考えてから話を始める人もいます。
「うれしい!」「悲しい…」など、感情表現が得意な人もいれば苦手な人もいます。
あなたの話す相手の個性に合わせてコミュニケーションをとることで、
相手も話をすることに対する抵抗感がなくなります。
こうすることでコミュニケーションは取りやすくなります。
③継続的なコミュニケーション
相手と話す機会をなるべく多く作り継続的にかかわっていきましょう。
「先週話にでていた○○の件、その後どうですか?なにか新しい展開はありますか?」
など、現在進行形で関わることを意識してください。
そうすることで次のようなメリットが出てきます。
- 意思決定・行動のサポートができる。
- 行動に多少の軌道修正が必要なときも、手遅れにならずにすむ。
- 先々のアクションも見えてくるようになる。
- 見守られている安心感がある。(接しすぎるとプレッシャーになりやすいので注意)
継続的なコミュニケーションは
まとめ│仕事での人間関係の悩みはコーチングで改善できる
社内での人間関係に悩む人に向けて、コーチング的な関わりによる関係改善の方法について書いてきました。
コーチングは指示をする側・される側という関係ではなく、「協働する関係」です。
あなたと周りの人との関係を改善できるだけでなく、一緒に働く人の自発性や自主性、仕事に対するモチベーションを高めることに役立ちます。
チーム作りに悩んだらこちらをご覧ください。


一緒に働く人とのコミュニケーションに悩んだらこちらが参考になります。



仕事で疲れてしまったら、ひとりの時間を大切にしてください。


たいが