
仕事を部下にまかせたいけど、うまくまかせられない。
自分ばかりが忙しくて仕事を抱えてしまっている…。どうすればいいんだ…。
という悩みにお応えします。
お疲れさまです。複業リーマンのたいがです。
仕事をまかせるって難しいですよね。
ぼくもつい自分で仕事をやってしまって、いつの間にかどんどんひとりで仕事を抱えてしまってキャパオーバー。
最悪のタイミングで引き継ぐといった経験をしたことがあります笑
でも、仕事をまかせるのって苦手な人がとっても多いですよね。
ぼくのように悩んでいる方に向けて、仕事をまかせられない原因から仕事をまかせる方法までを書いていきます。
チーム作りに悩むあなたにはこちらの記事も役に立ちます。

・部下に「仕事をまかせられない」心理がわかる
・部下に「仕事をまかせる」方法がわかる
Contents
「仕事をまかせられない」上司の心理とは
仕事をまかせられない上司と部下。それぞれの人たちがどのように考えているのかお互いの心理的な部分を解明していきます。
仕事をまかせられない上司がよく使うフレーズがあります。
この心理をもうすこし具体的に分析してみます。
仕事をまかせられない上司の心理はこんなものがあります。
仕事をまかせられない上司の心理あるある
仕事をまかせられない上司の悩みもさまざまですが、よくあるのはこういった心理です。
心当たりはありませんか?
仕事をまかせられない上司をもつ部下の心理とは
仕事をまかせられない部下の心理も考えてみましょう。
仕事をまかせられない上司をもつ部下の心理あるある
ときに
という新人もいますが、仕事にやりがいを求める人は多いことも事実です。
アンケートの調査結果を見てみましょう。
仕事において、やりがいは必要だと思いますか?
エン転職に登録している方に「仕事において、やりがいは必要だと思いますか?」と伺ったところ、96%が「必要だと思う」と回答しました。
「必要だと思う」と回答した方にお聞きします。必要だと思う理由を教えてください。(複数回答可)
多かった理由トップ3は、「仕事そのものが充実するから」(56%)、「自身の成長感を得たいから」(48%)、「自分の存在価値を感じるから」(44%)でした。
男女別に比較すると、男性よりも女性は「自分の存在価値を感じるから」(男性:41%、女性:49%)「毎日の出社が楽しくなるから」(同:35%、46%)、「仕事に費やす時間が長いから」(同:14%、23%)と回答した方の割合が高くなっています。
出典:9,000名に聞く「仕事のやりがいと楽しみ方」調査 男性より女性は「感謝」「仕事の成果」 「尊敬できる人と働くこと」を重視。
このように仕事に対して「やりがい」を求める方が多いです。
まとめ│仕事をまかせない上司と部下の関係はお互いによくない
この「仕事をまかせられない」は上司にとっても一緒に働く部下にとっても、お互いにとって良いことはありません。
では、ここから解決に向けて一緒にステップに分けながら考えていきましょう。
部下に仕事まかせるための4つのステップを順番に解説
①部下に仕事を「まかせない」ことのメリット・デメリットを認識する
まず、仕事をまかせていきたいという前提のもと、部下に仕事をまかせないとどうなってしまうのか。
仕事をおまかせしないことによって何を得て、何を失うのか考えていきましょう。
部下に仕事をまかせないメリット
- 自分が仕事をするので、クオリティが保てる。
- 自分で片づけてしてしまうので、スケジュール管理がしやすい。
- 自分の目の届く範囲にあるから安心。
- 自分が作業するなら、慣れてるから早い。
- 部下に細かい指示を与えないで済む。細かいことを言わないで済む。
部下に仕事をまかせないデメリット
- 自分で仕事をするので、仕事が増える。
- タスクが増えるので、家に帰るのが遅くなる。
- 仕事を自ら増やしてしまうので、プライベートの時間が減る。
- 自分だけで仕事を抱えてしまうから、部下や周りで働く人とのコミュニケーションの時間が減る。フォローしあえるような関係性も作れない。
- 部下が仕事を覚えられないから、いつまでも自分でやらなければならない。
このようなことが挙げられます。
メリット・デメリットは上記にないことでももちろんOKです。
ここで大切なことは、仕事を「まかせない」とどうなるのかというメリットとデメリットを洗い出してあなた自身がその良いところ・悪いところを認識しておくことに意味があります。
上記のようにメリットとデメリットを改めて可視化すると、仕事をまかせないリスクの大きさに気づくことができるはずです。
それでは、ここから部下に仕事をまかせていきましょう。
②「中長期的な視点」で部下に仕事をまかせる
部下に仕事をまかせるときの鉄則は「中長期的な視点」で考えることです。
仕事をおまかせしない状況を1年…2年…と続けているとしたら、どうなってしまうでしょうか?
- 自分の体力の限界。
- 体調を崩しても休めない。
- コミュニケーションがとれず孤立してしまう。
- 一緒に働く人が育たない。
- 事業が発展していかない。
上記は少し極端な例ではありますが、仕事をまかせずにひとりで抱えてしまうとこういう深刻な事態にもなりかねない危険性があるということを抑えておきましょう。
目の前のあなたの仕事が今、大変なのはわかりますが、少しだけ長い目で見てみてください。
1~2年後の自分を楽にするためにも、どうしていきたいかを見据えて仕事をまかせていきましょう。
③部下に仕事をまかせられない状態は自分の責任と考える
このステップであなたにぜひ理解をしていただきたいのは、仕事をまかせられない理由はもちろん部下にもあるかもしれません。
ですが、これまでに仕事をまかせる機会を作ってこなかった自分にもあるんだと気づくことです。
部下に仕事をまかせられない状況を一言でまとめると、
「仕事をまかせられる部下が育っていない」ということです。
おそらく上司であるあなたはこの状況に対して、「なんでもっとできるようになってくれないんだ…」と思っているでしょう。
ですが、「部下に仕事をまかせられない」状況を作ってしまったのは、あなた自身にも責任があるのです。
どういうことかというと、先ほど仕事をまかせられない状態の代表的なものとしてこのような理由がありました。
実は、これが部下が育っていない要因です。
「クオリティに納得できない」のは、あなたが仕事をこなしてしまうからであり、部下がその仕事をする機会が少ないからです。
また、経験が少ないため仕事のクオリティがあがってこない可能性もあります。
ですので、経験を積んでもらう環境を用意する必要があります。
つまり、仕事をまかせないかぎり部下の仕事のクオリティは上がらないのです。
とはいえ、まかせようと思っている仕事が、その部下に向いてないという可能性ももちろんあります。
ですので仕事をまかせようと思っている相手の適性を考える必要は出ててきます。
これは普段からコミュニケーションをとりながら、仕事に対するスタンスや得意・不得意を見極めていきましょう。
普段からコミュニケーションをとるには、やはり仕事をまかせてあなた自身に空き時間をつくるしかありませんね。
④仕事をまかせられる部下の育成で、具体的にできることはなんだろう?と考える
③では仕事をまかせられない要因は、あなたにもあるということを書きました。
最初から完璧に仕事をこなすことは不可能です。
あなたもきっと今の仕事ができるようになるまでに多かれ少なかれの失敗や試行錯誤をしてきたと思います。
きっとあなたの上司もあなたの成長を見守っていてくれたのです。
ですので、あなたが部下に仕事をまかせるときは3つの方法を使いながら、仕事をまかせてみましょう。
(1)チャンス(機会)をとにかくたくさん与える
何事もチャレンジです。
部下の適性を見極めるうえでも、チャンスは多いほうがコミュニケーション量も確保できますし、人間性や得手不得手も見えてくるようになります。
そして、そのときあなたは信じて見守ることを忘れないでください。
仕事をまかせたなら「信じて、見守る」です。
声をかけたくなることもきっとあると思いますが、じっと我慢する時間を作ってください。
その人なりの試行錯誤をしている段階です。
やり方を教えられて、その方法だけしか許されないものに仕事の楽しさは見いだせないものです。
(2)やって見せる
最初から仕事をひとりでおまかせしてしまうのは、「投げっぱなし」です。
これでは、できるわけがありません。
仕事をまかせるときはまず、仕事の流れを見てもらい全体感・全体像をつかんでもらいましょう。
まかせる仕事の内容によりますが、複数回やって見せたのち、一度まかせてみるという流れが効果的です。
この方法をとる際の注意点があります。
イレギュラーな方法など、普段と違うやり方をしないこと。
基本の流れや方法を抑えたのち、イレギュラーな流れや形も教えるようにしてください。
(3)一緒にやってみる
やって見せたあとは、一緒にやってみるという方法をとります。
部下主導で、あなたは見守ります。
「ちょっと困ったことがあったら声をかけてね?」と一言添えれば、部下もヘルプをしやすくなります。
一声かけることがとても大切です。
ですが、「一緒にやってみる方法」」プレッシャーに感じてしまう部下もいます。
相手によって使い分けてみましょう。
まとめ│部下に仕事をまかせる4つのステップ
部下に仕事をまかせるられない上司と部下の心理。
そして、部下に仕事をまかせるための方法を4つのステップで書いてきました。
ステップごとに考え、実行していくと少しずつ仕事をまかせられる環境が少しずつできていきます。
長い目でみれば、仕事はまかせした方がいいというのは誰にでもわかっていることです。
ですが、それが普段の仕事に追われていると見えづらくなってしまうだけなんです。
なぜ、仕事をまかせた方がいいのか?
どういったアクションをとりながらまかせていくのか?
この2点をあなた自身がしっかり言語化できると仕事をまかせする方向に動きやすくなります。
仕事をまかせるときはすこし時間がかかったり、あなた自身が我慢しなければならない側面もありますが、仕事をまかせないリスクは非常に大きなものです。
そして、仕事をまかせたあとのあなたのメリットはとても大きいです。
何かひとつ、まずはアクションをとってみてくださいね。
たいが
チームの人間関係に悩んだら、こちらが参考になります。




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