
もっとお客さまの印象に残りたいな…ほかの営業マンに差をつけたいんだけど、どうしたらいいんだろう。
という悩みにお答えします。
お疲れさまです。複業リーマンのたいが(@working_rev)です。
営業マンであれば、「お客さまの印象に残りたい」とだれしもが思うはず。
悪い印象で覚えられてしまうのは避けたいことですが、お客さまが困ったときに
と思い出してもらえる営業マンはとても強いです。
なぜなら、お客さまの印象・記憶に残ることができる営業マンはごく一握りだからです。
お客さまは日々たくさんの営業マンから
電話を受けたり、
訪問されたり…
と、あらゆる方法で営業をかけられています。
お客さまに思い出してもらえる営業マンは、すでにライバルに差をつけていると言えます。
この記事では、スメルマーケティングという手法を使って、
お客さまに思い出してもらえる営業マンになるためのテクニックを書いています。
Contents
スメルマーケティングとは
スメルマーケティングという言葉を聞いたことがある方は、まだあまり多くはないはず。
実は、スメルマーケティングという手法は昔からありました。
ですが、言葉として定着してきたのはまだ最近のようです。
もともと飲食業界において使われているマーケティング手法です。
一言でいうと「香りをコントロールして、お客さまにいい印象をもたせ惹きつけること」をいいます。
たとえば、あなたが街を歩いているとき、こんなことはありませんでしたか?
- 焼き鳥屋さんのいい匂いにつられたことはありませんか?
- ステーキ屋さんのお肉を焼く匂いに、おなか減ったなあと思ったことはありませんか?
- コーヒー屋さんがコーヒーを焙煎するふくよかな香りに「ちょっとお茶でも飲んでいこうかな」と思ったことはありませんか?
- ケーキ屋さんがキャラメルを焦がす香りやチーズケーキの香りににつられたことはありませんか?
街にはさまざまな匂いや香りがあふれています。
「いい匂い」「いい香り」を戦略的につかって「お客さまに商品の魅力を訴求する」こと。
これをスメルマーケティングと言います。
スメルマーケティングを営業マンが取り入れる方法を解説
さて、話を営業マンに戻します。
営業マンが販売しているのは扱う商品やサービスだけではありません。
営業マンであるあなた自身が商品でありサービスという側面があります。
ですので、お客さまにいい印象を与えることはとても大切です。
お客さまにいい印象を与えるうえでは、身だしなみや言葉遣い、接する態度も大切ですが、「香り」も非常に重要です。
「スメハラ」という言葉を聞いたことがありますか?
スメルハラスメントとは「匂いで人を困らせること」です。

もし営業マンがこういった「匂い」を放っていたとしたら……。
お客さまはあなたに会いたいとは思いません。
会いたいと思わないということは、
商品を買ったり、契約したりという行動は起こしてもらうことは不可能です。
継続的に営業マンに接しなければならない商品・サービスだとしたらなおさらその傾向は強くなります。
営業マンのためのスメルマーケティングとは、不快な匂いをなくし、相手にいい印象を与える香りを残し印象付けることをこの記事では目指しています。
スメルマーケティングが有効な理由
たとえば、
街を歩いているときに香水の香りを嗅いだ瞬間に昔付き合っていた人を思い出したり、
あるいは、良くも悪くも印象的なシチュエーションがぱっとフラッシュバックしたりということはありませんか?
「匂い」「香り」というのは人の記憶にとても結びつきやすいのです。
ですので営業マン自身が「香り」をコントロールし身に着けることで、他の営業マンに差をつけることも可能です。
また、お客さまがオフィスによくいらっしゃるということであれば、オフィスに香りをつけることで、会社を印象付けることもできます。
「香り」ついて理解するためには、すこし専門的なことも知っておいて損はないので、この部分についても書いていきます。
「香り」について理解する
「香り」について理解する前に、ひとつ考えててください。
「香り」だけで、人を良い気分にも悪い気分にもできるんです。
「香り」を科学的に分析する
この理由は、人間の五感にあります。
五感というのは、視覚•聴覚•嗅覚•味覚•触覚の5つです。
「香り」を嗅ぐとき、人間は嗅覚を使います。
「香り」は五感のなかで唯一、大脳辺縁系に直接アプローチできるものです。
大脳辺縁系というのは、一言でいうと「感情をつかさどる」ところです。
ですので、大脳辺縁系が得た情報はその人の感情に直結してしまうというわけです。
良い「匂い」を感じながら話をした営業マンには、良い印象が残ります。
良い「香り」のオフィスで打ち合わせをすれば、良いMTGだったと印象付けることもできます。
これは試してみる価値のある方法だと思いませんか?
スメルマーケティングを営業マンが有効に使う方法
営業マンがスメルマーケティングを上手に活用するには、あなたのタイプを知ることからスタートします。
営業マンのタイプ別「香り」の選び方
あなたはどのようなキャラクターですか?
あなた自身の今のキャラクターが1番わかりやすいですが、
セルフブランディングのようなあなたの目指しているキャラクターでもOKです。
周りからの印象でもいいですね。
たとえば、
同僚やお客さまから「いつも元気だね」と言われるのであれば、「快活な」印象を与えるスッキリとした香りで演出しましょう。
お客さまから「癒し系だね」と言われるのであれば、すこし「甘みのある」印象を与えるようなリラックス系の香りもいいですね。
いくつかお客さまに与えたい印象とその代表的な「香り」のアロマオイルをあげていきます。
あなたにぴったりのものを見つけてみてください。
スッキリとした「爽やさ」
代表的なエッセンシャルオイルはペパーミントです。
「癒し系」と言われる
代表的なエッセンシャルオイルはオレンジスイートです。
「上品な雰囲気」を出したい
代表的なエッセンシャルオイルはラベンダーです。
オフィスに「清潔感」を出したい
代表的なアロマオイルはティートゥリーです。
このように営業マン自身の印象付けのために「香り」を利用するのはとても効果的です。
スメルマーケティングを営業マンが実践する
自分の「香り」を決めたら、いよいよ実践です。
たとえば、営業マンがお客さまにスッキリとした爽やかな清涼感を演出したいとします。
そのときに使えるアロマオイルはペパーミントでした。
これを営業マンの仕事のツールに活かします。
香水のように身に着けるのではなく、営業マンなら誰しももっている名刺にペパーミントの香りをつけるという方法がいいです。
香りづけの方法は、超簡単3ステップです。
- ティッシュorコットンにアロマオイルを染み込ませる(1-2滴でじゅうぶんです)。
- 密閉性の高いジップロックに名刺と一緒に入れて2-3日放置。
- 2-3日経ったら名刺をかるく仰いでみて、香りがついてれば完了。
即効性をもたせるためにアロマスプレーを吹きかける方法もあります。
ですがこの方法はシミやムラができてしまうこともあり、慣れないうちは先ほどの3ステップの方法が失敗がないです。
スメルマーケティング│営業マンの失敗例
ちぐはぐな印象を与えるような香りを使うのは避けましょう。
営業マンはお客さまの印象が大切です。
ですので、香りも自分が好きな香りを選ぶよりも、キャラクターやシチュエーションに合わせるという考え方が大切です。
たとえば、体育会系の元気のいい若手の男性営業マンがいたとします。
一般的な見た目の印象は「爽やかさ」「快活さ」とします。
もしその営業マンが甘ったるい香りで演出したとしたら、お客さまにちぐはぐな印象を与えてしまうかもしれません。
もちろん、あなた自身が嫌い(苦手)な香りを使用する必要はありません。
ですが、営業マンにとってはお客さまの印象がとても重要ですので自分の好みだけで選ぶのは避けるべきです。
まとめ│スメルマーケティングで思い出される営業マンになろう
この記事では、スメルマーケティングとは何なのか?から営業マンのスメルマーケティングの具体的な方法まで書いてきました。
営業マンが香りをコントロールできれば、お客さまとの関係もより良いものにすることができます。ほかの営業マンとの差は、あなたの売上にも直結していきます。
お客さまの印象に残るスメルマーケティング、挑戦してみてくださいね!